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ここは紅い館の一室
蝋燭に照らされているのは高価な椅子に座った、悪魔の翼を背にする少女
?「咲夜」
咲夜「はい」
咲夜と呼ばれたメイド服の女性がどこからともなく現れる
?「客がくるわ。準備なさい」
咲夜「はい、お嬢様」
咲夜は消えた
?「ふふっ、変わった方法ですり抜けてきたわね。楽しめるかしら、門番や咲夜に殺されなければいいけど…」
心配そうな口振りながらもその表情は楽しそうに笑っていた
一方鏡哉は飛んでいた、いや浮いていた
鏡哉「もうちっと練習がいるな、次は霊力を込めるって…、どうやるんだ?」
とりあえず拳に力を込める
すると妙に拳が温かくなり、そのまま木を殴ると真っ二つに折れた
鏡哉「おー、すげー。足にも込めてみるか」
同様に込めて岩を蹴ると粉々に蹴り砕いた
そのまま走ると信じられないスピードで移動ことができた
鏡哉「あとは『うつす程度の能力』か。『うつす』って言うのが気になる。なんでひらがななんだ?」
そんなこんなで館が近づいていた
鏡哉「でかい館だな、なんか紅いし。一晩泊めてもらうか」
門に近づくと、声をかけられた
?「誰ですか?ここは立ち入り禁止ですよ」
そこにはチャイナ服を着た中国人風の女性がいた
鏡哉「いや、一晩泊めて貰おうかと思って…。つーかあんたこそ誰?」
美鈴「紅 美鈴です。ここの門番をしています。とりあえずあなたを排除します!」
鏡哉「うそっ!?」
いきなり美鈴が殴りかかってきた
なんとか間合いを開けて回避するもすぐに詰められ、鏡哉は殴り飛ばされた
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