紅い館

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バキッ きれいに殴り飛ばされ、木に叩きつけられる 鏡哉「痛てて…」 美鈴「まだ生きていますね。帰るなら今のうちですよ」 鏡哉「帰りたいけど帰れない。 『鏡符、合わせ鏡の戯れ』」 合わせ鏡から無数のナイフが飛ぶ 美鈴「もうナイフはこりごりです!」 すべてギリギリでかわした 鏡哉「『鏡弾、ミラーライフル』」 美鈴がかわしている間に手を銃の形にして指先から回転する鏡を撃った ドォン クリーンヒットし、一瞬怯む美鈴 鏡哉「今のでそれだけかよ」 美鈴「ケホッ…なかなかやりますね。でも侵入者は許しませんよ」 鏡哉「そろそろ勘弁して欲しいんだけどな~」 美鈴「行きます!!」 美鈴の拳に虹色の光が付加する なんとかかわすが、威力はさっきの数倍にあがっていた 美鈴「さあ、降参しますか?」 鏡哉「やだね。そらっ!」 霊力で強化した拳を打つが、簡単に防がれて投げ飛ばされた その下には光を拳に込めた美鈴が待ち構えていた 美鈴「終わりです!」 鏡哉「『鏡符、血塗りの鏡』」 鏡哉と美鈴の間に真っ赤な鏡が現れ、美鈴の拳はそれを砕いた そして砕けた破片は一斉に美鈴に襲いかかる 美鈴「くっ、こしゃくな…」 鏡哉「『鏡刃、ミラーカッター』」 鏡哉は薄い円盤状の鏡を二枚投げると美鈴の両太股は切り裂かれた そのまま立てずに倒れる美鈴 鏡哉「ふぅ、妖怪といえども太股の筋肉が無ければ立てないよな?」 美鈴「あう~また咲夜さんに叱られる~」 鏡哉「大変だな…。さて、入らせてもらうか」 鏡哉は門を開け、館の中に入った
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