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そして、担任教師は何かを隠す様に覆い被さったカーテンに指差し呟く。
「このカーテン中には、ある物が隠されてる。それから、皆の足下にある白線がわかるな!これが、何を意味するか知ってる者いるか!?」
一人の男子生徒が、ボソッと答える。
「人生の勝ち負けを決める、重要な白線。どちらに転ぶかで、人生と同じで俺達の運命が変わる」
担任教師は返答する。
「見事だ!じゃあ、聞くぞ!?黒瀬は勝ち組と負け組の、どっちに転ぶ!?」
彼は担任教師に近づき、睨み付けて怒鳴り口調で呟く。
「勝ち組に決まってんだろ!俺は、絶対に一歩も引かねぇー。この腐ったゲームを俺達の代で、完全に終わらせてやる」
担任教師は返答する。
「よく言った!お前の様な奴が、ゲームを盛り上げるのに必要なんだ。今から、出席番号を一番から順に男女ペアで呼ぶ。呼ばれたら返事して、勝ち組の奴は皆から見て左側、負け組の奴は右側へそれぞれに分けます。一つ言って置きます。負け組を選んだペアの生徒には、首輪を起動させる。この後の言いたい事はわかるよな」
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