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入口が開かれ、走り出して来た彼女を男性が受け止めて呟く。
「首輪か……、落ち着け!お前の心臓を一瞬だけ停止させる。すまんな」
すると、男性は彼女の左腕を掴み床にうつ伏せ状態にし、背中を勢いよく押し付けた。
彼女は気絶し、首輪の起動が解除された。
「やっぱりな、心拍数が止まれば自動的に……。すまんのぉ~、先生!こいつの仕組みは、お見通しや。」
遅刻してきた男性に対し、担任教師は笑いながら返答する。
「アハハハハ!新堂、遅刻は許せんな。でも、まさか首輪のカラクリ知ってたとは……驚きやな。まぁ、お前の身分の立場上有り得なくもねぇか。皆さんに、彼らを紹介します。先ず、この方達が左から新堂さんと妻の静香さん、そして先ほど呼んだ彼らが助手の沖田さんと浅倉さん。彼らは、皆の手助けをしてくれます。わからない事があったり、気付いた事があれば質問してみろ。色々アドバイスしてくれる」
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