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8月13日
午前5時半 ゲーム開始
そして担任教師は、ゲーム開始を宣言する。
「それでは、今ここでゲームを開始させたいと思う。では、改めてゲームのルールについて簡単に説明する。先ず、ゲームの制限時間は三日間!三日間の内の二日間を利用して、君たちに殺し合いをしてもらう。そして生き残った者は自衛隊と協力して、七原容疑者率いる武装団体の廃墟へと向かい、彼らを殺る。最後に、皆の担任教師として言おう!皆の担任教師で良かったよ。お前らが死ぬ時は、俺も同じだ。幸運を祈る」
そう言って担任教師は、着ていた服のボタンを開け自分も首輪を付けている事を明かす。
全生徒は、担任教師にも首輪付いているのに対し、驚く様な表情をする。
まもなく、ゲームは開始され扉が開かれた。
彼らは一斉に、自衛隊の指示に従いゲームの会場となる島の大地へと向かう。
しかし、一人の女子生徒が気を失い横になり倒れているのを、担任教師は思い出す。
そこへ新堂が、倒れ込んでいる彼女を背負い、担任教師に向き笑みを浮かべ呟く。
「大丈夫だ、安心しなよ。先生!彼女は、俺に任せろ。先生がさっき俺に言ってた言葉の意味わかったぜ!首輪を見せた時にな。アンタも、俺と同じだと信じるぜ」
そう言って彼は、生徒達の元へ前進する。
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