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そんな彼を、扉の前で待つ静香達が呟く。
｢早くしてよ！善が、彼らを一人でも多く救ってあげるんでしょう。彼女は、うちらに任せて！先へ進んで｣
彼は彼女に返答する。
｢いいや、お前らも俺に着いてこい。東城さんからの情報だと、この島の彼が立て籠る廃墟とは別に二つ廃墟がある。しかし、一つは彼が予備として使っている大きな病院みたいだが、もう一つは最近まで使われていて彼らも手をつけられないでいた、小さな診療所があるそうだ。そこを俺達の待機場所とする！場所を案内するから、俺から離れず着いてこい。着いたら静香と麗奈は、そこで待機だ。俺と大輝は、二人で彼らの殺し合いを止めに回る｣
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