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土「客だぁ?」
沖「はい♪」
土方はそう言うと、灰音を睨んできた。
灰「こんにちは!」
灰音はこっちを見てきた土方に対して、にっこり笑い挨拶をした。
土方は灰音のその態度にますます疑問を抱いた。
土「餓鬼が何のようだ…」
そして声を低くして威嚇するように灰音に問う。
灰「ククク…そんなに威嚇しないで下さいよ、鬼の副長さん(笑)」
土沖「!」
灰音の言葉に土方と沖田は驚きを示した。
まさか、誰もこんな子どもが土方のことを"鬼の副長"だなんて言うとは夢にも思わないだろう。
土「…おい餓鬼…なんでそれを知ってやがる?」
まだ出来たばかりの壬生浪士組には、知名度もなく、ましてや土方のことを"鬼の副長"と呼ぶものは数少ないだろう。
土方は灰音を見て、そう聞いた。
灰「クスクス……貴方たちにお話があるんですよ。なので、貴方が信頼できる人たちを集めてもらえませんか?」
灰音は土方を見て、はっきりとそう言った。
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