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暫く男たちの後をつけていた灰音は、ふとそれとは別の気配を見つけた。
灰「ん~誰だろう?…山崎さんだったらいいのにな♪」
しかし、どこまでも楽観的であった。
そして前の男たちが?W壬生浪士組?Wと書いてある所に入っていくと、その気配も遠退いていく。
灰「あ!あったあった~入ろっと♪」
そう言いながら、門を潜ろうとすると…
?「貴女、先程から私たちをつけてきてましたよね?何か用ですか? 」
怖いほどにっこりと笑った女顔のお兄さん?に阻まれた。
灰音はお兄さんを見上げて、うん、用なの!と自慢気に言った。
その言葉を聞いたお兄さんは、少し考えるような仕草をして再び灰音に声を掛けた。
?「……ふむ……じゃあ、土方さんの所に一緒にいきましょう!」
何か企んでいるような悪戯っ子の顔をして。
灰「うん!連れてって~」
灰音は素直にそう言い、お兄さんの後に着いていった 。
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