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ひょんなことからケンカをしてしまった大樹と光沙。2人はもう2週間口を聞いていない。
放課後に光沙が大樹を2人が出会った河川敷に呼び出した。
大樹は別れを告げられるだろうと思っていた。
しかし、まだ別れたくはなかった。
河川敷に行くと、光沙が夕日をぼんやりと見つめながら座っていた。
「……用って何だよ」
「いいからここ座ってよ」
大樹は光沙の隣に座った。風が心地よい。
「私たちが付き合ってからちょうど4ヶ月になるね。」
「………そうだね」
美咲は重い口を開いた。
「大樹は私のこと好き?」
「………好きだよ。…………光沙は俺のこと好き?」
「ごめん、好きじゃないんだ……」
修二は一瞬目の前が真っ暗になった。
美咲との思い出が頭にうかんでくる。
修二は胸にこみあがってくる気持ちを押さえることが出来なかった。
「俺は美咲と別れたくないよ!これからも楽しい思い出いっぱい作っていきたいよ!!」
「……もう好きじゃないんだよ」
「美咲…………じゃあ、俺たちもう……」
すると美咲は微笑んで修二の耳元でささやいた。
「好きじゃない。好きじゃなくて、大好きだよ❤」
「美咲……」
こうして2人は仲直りをして、ホテルマドンナへと入っていった。
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