1章 日常/非日常

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登校。 弥楽の支度が終わる前に家を出る。 理由はひとつだけ。 コイツだ。 <コイツ?> (お前だよお前。) と、天の声改め、 悪魔に告げる。 <何だよ、我が契約者?> 悪魔が仰々しく言う。 ……契約。 俺は昨日、契約させられたのだ。 この悪魔に。 <おや、させられたとは失敬な>
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