壱 ~紅葉炎~

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壱 ~紅葉炎~

死者のホテルと呼ばれる場所があった。 某県、某所、山の奥。道と言えるか怪しいような山道を行く。 割れたガラス、破れた天井板、苔だらけの石階段。それらは昭和の風が吹く内装と見事に調和し、従業員のいない今でも快く客をもてなしているという。
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