1枚目

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『皆さ、慣れるまでは迷うんだよね~』 『ここ、無駄に校舎が大きいよね?』 『そうなんだよね。だから、生徒からしたらサボりやすいんだよ。先生に見つからないからね』 『あぁ…、確かに…』 それは、かなり問題なのではないだろうか? 『はい、ここが先生の部屋だよ』 案内して貰ったのは、科学準備室 『ありがとう、助かったよ』 『先生、この場所くらい覚えないとダメだよ』 『だよな…』 上田くんは、クスッと笑った 『まぁ、また迷ったら…俺が道案内してあげるから』 そう言って、足早に去って行った これが、上田くんとの出逢いだった
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