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『10年前、その女は傭兵として働いていた時にまで遡る。
その女がまだ15歳の時、彼女の人生は狂い始めた。
彼女には家族は居なく、生活する為の金が必要だった。
だから、そのために多く稼げる仕事を探した。
その結果、傭兵とというこの職にありついた。
つねに戦場に身を投じなければならないこの仕事。
故に、彼女は右目の下に大きな傷をおって、それ以来、彼女は仮面を付けるようになった。
そのまま5年の月日が流れ、「鬼の女」と呼ばれ始めた頃、女は新たな職についていた。
その仕事は、殺し屋紛いの仕事もやるような仕事だった。
そんな血塗れた仕事ばかりの女にも、恋人ができた。
顔の傷の事も気にしない彼に、女は惹かれていった。
ただ、女は自分の仕事を隠していた…
彼が離れていくのが怖くて、つらくて…
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