~*§奇面の女§*~

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村の外れ、古い森の奥にある古い小屋。 そこにはとてつもなく古い言い伝えがある。 その言い伝えは怖ろしく暗く、血なまぐさいものだ。 それにより、村の老人達は、子供達に口を揃えてこう言い聞かせた。 「あの森の小屋には近付いては行けないよ? 何故なら、そこには紅い、この世のモノとは思えない悪魔の仮面を付けた女が居てね? その女を見たら、背に携えた二振りの小太刀で切られて食べられてしまうからねぇ… その上、大人より悪さした子供を好んで食べるのだから…悪さをするんじゃないよ? 悪さをしたら、あの森に置いてくるからね?」 良くある子供を言い聞かせるための脅し文句…古びた森や小屋への子供達の恐怖心を逆手にとった話… だが、そうとは言えない事実があった。
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