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村の外れ、古い森の奥にある古い小屋。
そこにはとてつもなく古い言い伝えがある。
その言い伝えは怖ろしく暗く、血なまぐさいものだ。
それにより、村の老人達は、子供達に口を揃えてこう言い聞かせた。
「あの森の小屋には近付いては行けないよ?
何故なら、そこには紅い、この世のモノとは思えない悪魔の仮面を付けた女が居てね?
その女を見たら、背に携えた二振りの小太刀で切られて食べられてしまうからねぇ…
その上、大人より悪さした子供を好んで食べるのだから…悪さをするんじゃないよ?
悪さをしたら、あの森に置いてくるからね?」
良くある子供を言い聞かせるための脅し文句…古びた森や小屋への子供達の恐怖心を逆手にとった話…
だが、そうとは言えない事実があった。
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