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「最初から?」
「あぁ、最初からだよ。二番目に来た奴が言ってたからさ。俺が此処に来る前から有った、てさ」
「なるほど……。どう思いますかね坂市さーー」
後ろを振り向き、坂市さんに問い掛けようしたが、そこには坂市さんはいなかった。
なぜ?
なぜだ?
さっきまで一緒に居たはず……。
さっき?
さっきって何時だ?
くそッ!!どうなってんだ此処はッ!!
浮いているテレビ。
失踪した坂市さん
大体、此処は何処なんだ?
「ど、どうした? なんか顔色悪いぞ?」
ふと、気づくと西可君が俺の顔を見つめていた。
上目遣いで。
こいつ、かわいいな。
本当に男か? 背も百五十センチくらいしかないぞ?
容姿なんか美少年というよりは美少女じゃないか。
て、俺はなにを考えてんだ。
違うだろ俺。
「あぁ、大丈夫だ。それより坂市さん知らないか?俺と一緒に来た人なんだけどさ」
「坂市さん? 誰それ?」
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