8人が本棚に入れています
本棚に追加
なんだよマジで。
こいつやっぱりストーキング女だったのかよ。
「てか、おい。降りてこいよ。不思議系スーツ女」
黒ジャージ女がストーキング女ということが判明し、多少その事実に絶望したが、俺はじっと不思議系スーツ女を見据えていた。
「え? 不思議系スーツ女ってボク?」
どうやらボクっ娘らしい。
不思議系スーツ女は俺、俺を見下ろし、首を傾げながら言う。
あー、首が凝る。
てか、何時まで硬直しているつもりだ西可くん。
てか、周りの連中が空気になっていると思ってたが、ほとんどの奴らが気絶し、地面に倒れていた。
しかし、セーラー服少女は未だに俺を睨んでいた。
「……チッ」
うぉぉぉッ!! あの子軽く舌打ちしたよッ!!
見るなってか!! 俺を見るなってかッ!!
仮にも俺年上だよ? て、なにを考えてる俺。
冷静だ冷静。
俺は軽く深呼吸した後、不思議系スーツ女に意識を戻す。
最初のコメントを投稿しよう!