8人が本棚に入れています
本棚に追加
「あははは。やっぱり失神しちゃったか。まぁ、無理もないかー」
子供の様にけらけらと笑いながら、地上へ降りて来る不思議系スーツ女。
まるで見えない階段を降りる様に。
その光景、正に異形。異常。怪奇。奇怪。
「んーやっぱり少ないなー。五十人ちょっとかー。これは……全滅しちゃうかな?」
全滅? 五十人? なにを言っているんだ?
「と、到着。ん? おやおや、奏ちゃん昨日振りだねー」
不思議系スーツ女は大地に降り立ち、笑顔を顔絶やさず俺達に近づく
いや、”笑顔を顔に張り付けたまま”の方が正しいのかも知れない。
なんとなく解る。
営業スマイル的な。
「黙れ。いいから早く始めろ」
横にいるストーキング女が不思議系スーツ女を睨みつけながらそう言う。
てかお前奏って名前なのか?
あれ? 奏?
最初のコメントを投稿しよう!