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奏……。聞いたことあるようなないような。
うーん。
まぁ、これは後回しで良いか。
まず、俺がすること、知ることは。
「おい、不思議系スーツ女。俺らをどうしてこんな場所に連行した。理由はなんだ。それとここはどこだ。てか、目的はなんだ」
微笑んでる彼女を見据えながら問う。
「えー、そんな一遍に質問されても説明出来ないよ。てかボク、不思議系スーツ女じゃなくて、ノエルっていう立派な名前があるんだよ?それにさ」
目を細めながら微笑し。
「奏ちゃんの方が詳しいよ?」
ね? 奏ちゃん? と言うノエル。
それを沈黙で返す奏。
ふむ、沈黙=YESらしいから一応知ってるらしいな。
「奏……。こいつ、ノエルの言ってることは?」
俺は皆まで言わず、奏に問い掛ける。
奏は体を一瞬震わせ、数秒黙るが。
「ああ、知ってる」
と、俯きながら答える。
あ、てか今思ったけどノエルって名前変だよな。
外人さんなのかな?
と、シリアスな場面にも関わらず、どうでもいいことを考える俺。
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