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軽蔑したような眼で、俺を睨み付けるセーラー服少女。
そしてちらっと西可くんを見ると、酷薄な笑みを浮かべながら俺を見つめ、ぽんと、奏は俺の左肩を軽く叩いた。
その他の奴らも、西可くんと同じような笑みを浮かべ俺を見る。
なんだお前ら。
と、文句を言おうとした時。
「まさか、もう、始まるの? いくらなんでも早過ぎる」
突然、ノエルが焦った様に空を見上げ、呟いた。
彼女から顔に張り付けた様な笑みは消えており、ノエルの周辺に居た人達がざわざわと騒ぎ出す。
うるせーな。
騒ぐなみっともない。
お前ら盾が騒いでどうする。
騒ぐ暇があったら俺を守れ。
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