8人が本棚に入れています
本棚に追加
/27ページ
--現在の時刻、一時五十分二十三秒。
俺はとりあえず昼食(朝食?)のカップラーメンを喰らい終え、天井を見上げながら食卓の椅子に腰を掛けている。
つまりは、呆けていた。
眠くもないし、テレビも面白いのやってないし、外に出掛けたくないし……。
要するにだ、呆けるしかないのだ。
残念なことに。
やることがない。
つまらない。
「ん? メール?」
ふと、食卓に置いてある携帯を見るとバイブレーション機能により小刻みに振動し、唸っていた。
「誰だ?」
いや、誰だかわかるけどもさ。
俺は誰から送られてきたか確認するべく携帯を取り、ディスプレイを見る。
やはりと言うか、予想的中と言うか。
「……またか」
俺の目線の先、つまり携帯のディスプレイには『淡水一夜様(あわみずいちや)』と、表示されていた。
最初のコメントを投稿しよう!