現在に居たりて

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七海達は学校に入り自分の席に座るとホームルームが始まった。これがいつもの日常生活だ。 一時間目………早速の体力テストだった。七海は聞いた途端、血の気を失った。 (何故一時間目から体力テストなんだ?意味が分からん。苛めかこのやろう。) なぜが怒っている七海。 七海の周囲に居た人達は余りの殺気に顔を引きつる。 またその二人も同じだ。 でもまだ二人は慣れているので微笑するだけで止まっていた。 それに気付いた七海は首をひねった。 『何故、皆顔を引きつっている?何かあったか?』 二人は微笑するしか無かった。 皆は冷や汗を足らしていた。 「それより早く行かないと怒られるかも。」 「ああ。早くしろ。」 二人の合図に皆我に返ってすかさず皆移動した。 いよいよ体力テストが始まった。 まず始めにするのは、数の少ない順&レベルの低い順だ。 レベルとは、鬼の力の大きさにより決められる。今は一番高いのはレベル10だ。 これは一人しかいない。 勿論、七海しか居ない。 彩乃と幹人はレベル5だ。 まずまずといった所に居る。七海としては嬉しいと思える。何故か。 だが一番レベルの低い順にやると七海は時間待ちが長い。だから、七海は特別に違う所でテストを行う。
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