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すると丁度二時間目のチャイムが鳴り七海は助かったとその時確実に思った。
ーーーーーーーーーーーー《では今から筆記テストを行う。英語、国語、理科、数学、社会、音楽、技術、美術と言う順にやって行く。一つの教科に16分程度の時間を与えます。時間内に頑張って解いて下さい。》
そしてその放送が終わったら先生が“始め!”と言った。
それと同時に皆、紙を表向ける。そこの速さが鍵となるらしい。
七海はそれが無くとも素早く解き、8教科を一時間で解いてしまう。
余った時間は、寝る用に置いとくみたいだ。
これはさすがに誰でも凄すぎとしか言い様が無い。
テストが終わり、皆、喋る時間になりご飯の時間だ。
「テストどうだった?私は何とか、全ての問題、見て書いたけど間違ってるわ。」
しゅんとしょぼける彩乃。
「俺は、全然だ。分からんし、時間少すぎやし、だるかった。」
幹人は肩を揉みながら自分のテストの話をする。
『私は、時間内に出来たし、全部解いたし書いたよ?それに、時間余ったし。』
それを聞いた二人はやっぱりと言う顔をした。
「流石ね。やっぱり七海だわ。それは七海にしか出来ないわよ。」
「確かに。」
二人は何か頷いていた。
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