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七海は笑いながら校長を眺めそして、ニッコリと笑った。
『校長?それ絶対に拒否権無い質問ですよね?聞かなくても分かる事をわざわざ聞くなんて…………本当に何かあったんですか?校長はそんなことしないのに…………。』
「酷い言いようだな。まあ、確かに何かあったかと聞かれると、無いとは言えないな。だが、七海には、手を煩わせないから。大丈夫だ。」
七海は校長がそこまで言うならば仕方無いと諦めた。
だが、その諦めが今後の、幕末にタイムスリップをする、切っ掛けになったのは、今まだ誰も知らない。
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七海は校長の話が終わると部屋から出ていった。
学校を出ると、門に幹人と彩乃が立ち話をしながら私を待っていた様に居た。
「………あっ!七海!!お帰り。校長の話何だった?」
彩乃は真っ先に内容を聞き出す。
それを聞いていた幹人はまあまあと足止めをする。
(「七海よ。この事は一言も喋ってはならぬぞ?分かったな?」)
(『はい。』)
七海は校長と約束した事を思い出して、不味い顔をした。
『すまん。校長の話は話せない……。』
七海は謝ると幹人は七海を慰めた。
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