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なんか、世界が滅びかけたとか聞こえたが気のせいだよな? 気のせいだよな?
「まあ、それで焦った魔術師がオリジナルにもあった希望として私を造り、なんやかんやと世界を救い、私もろとも災厄をまた箱に封印したんですが」
……嫌な予感しかしない。
「えっと、また箱開いて災厄が溢れちゃったんで、また世界が滅びの危機を迎えてたりします」
一瞬の静寂。
そして、俺は重要な事を思い出してポケットからP○Pを取り出す。
「モン○ンやろうぜ。さっきデカ狼野郎の狩り途中だったし」
「よし、いっちょやるか」
「私も付き合うよ」
「……僕もやる」
これで、仲間は4人。
これなら、どんなモンスターだろうと負ける気がしない!!
「はい、現実逃避終了!!」
パァン! と絵梨姉が手を叩くと、今まさに狩りに出掛けようとしていた志良達の手が止まった。
仕方ない……モン○ンは諦めて、大人しくまだ未クリアのRPGでもやるか。
「えと、あの、雄輔はまたゲームの世界に入り込んじゃたけど、どうする絵梨姉?」
「放っておきましょう。こっちで勝手に話を進めれば、いつもみたいに諦めるでしょうよ」
「では、絵梨姉さん? 良いんですね?」
「うん、やっちゃって~」
「では!」
いきなり部屋が猛烈な光に包まれ俺の視界を奪った。
目がぁぁぁ、目がぁぁぁぁああああ!!
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