Queen of beret

何日かして、また練習を見に来ないかと誘われた。

ひとりで見に行くとまたＮにまとわりつかれるのが嫌で友達を連れて行くことに。
Ｎの中学の同級生のおいちゃんと、当時の私の彼女のみぃちゃん

スタジオに着くと既に演奏が始まっていた。
他に１人見学している男がいて彼はジョーと呼ばれていた。
森の同級生で私らの先輩。

相変わらず音量が半端なくイライラした。
練習が終わり、みんなで遊ぼうということで街中の川でかくれんぼをした。
私はとりあえずＮから逃げることを優先し、女子２人と反対側に逃げた。

橋の下でメールしていると不意に後ろから抱き上げられ、そのままみんなのところまで連れて行かれた。
彼が私に恋愛していたのは気付いていた。
私は全くタイプではなかったが楽に落とせたのでそのまま付き合った。

本気になったときもあったけどあまりに面倒な男で、母性愛が働いてしまい9ヶ月ほどだらだらと、離れてはくっつきを繰り返し、離れる期間が長くなったある日、ジョーからメールがきた。