いち

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D.A Side 八「大ちゃーん!!帰ろうっ!」 「あ、うんっ!」 高2に進級して少し、俺は いつも通り、友達の光と 一緒に帰る。そう、いつも通り 八「あのさ、帰りにコンビニ に寄ってもいい?」 「あっ、もしかして今日発売のマンガ?」 この会話だって、いつも通り。 八「大ちゃん、早く!! 置いてっちゃうよー??」 「光が早過ぎるんだよ!!」 マンガ欲しさに猛ダッシュ まるで小学生みたいに可愛い 光を見て、俺は口元が綻んだ 学校から出ると、目の前には 真っ赤な夕日が視界に入る 「きれい‥」 あまりの夕日の綺麗さに、 足が止まってしまった 八「大ちゃーん!置いて行っちゃうよー!」 俺より前を歩いていた光は 手をふりながら早く来るように と催促をしているようだ 「ごめんね、いこっか!」 八「早く行かないと、無くなっちゃうかも!!」 「じゃあ走るよっ!!」 俺も相当子供なんだな(笑)  
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