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「あー!もぉ…寒すぎなんですけど~。ちょっ…翔!?私の頬っぺたに手を当てないでよ!私だって寒いんだから!」
翔が私の頬に手をあてた。
「いいだろぉ~…おれは冷え性なんだからぁ〰」
そんな甘えた口調と泣き真似なんて私に通用しないもん。
私たちの会話で教室はにぎわっていた。
ガヤガヤ言ってるなか何か聞こえた。
『あはは。いつも仲良いよね あの2人。』
『えっ?付き合ってるんでしょ?』『違う違うW』
『家が隣同士で幼なじみなんだってさ』
私はそれを聞いて嬉しい気持ちと色々混じって表現出来ない気持ちになった。
*――――――――
「翔!帰ろ?」
翔は机の教科書などを鞄にいれていた。
「おぅ!あと少しで終わるからちょっと待ってて」
「わかったぁ~。」
翔の帰る準備が終わり私たちは昇降口を出た。
「さぁーむぅ…なぁ美妃~手袋…さ、忘れたから手握ってもいい?」
………////
照れるなぁ…
「ぇー…。しょうがないなぁー。今回だけだからね?////」
なんて言いながら嬉しかった。
あー私なんで可愛くない感じで言っちゃうんだろ…。
「へぃへぃ😁w」
そう返事をして翔は私の手を握った。んだ。
「昔から美妃って体温高いよなぁ♪」
「翔が低すぎるだけだよ」
私と翔は小学校からの家が近ければずっと一緒に過ごしてた。
だから翔にとってはきっと幼なじみだから手を繋ぐことも恥ずかしくないんだろうな…。
翔に彼女出来たらどうしよう…
ちゃんと応援出来るかな。
大好きだから居心地のいい関係に甘えてきてしまった。
それは私がいけないんだけどね。
幼なじみ以上のきもちなんて翔に伝えられないよ…。
「あっ!翔?コンビニ…よってもいいかな?」
「ん?いいよぉ〰俺肉まん買ったから外で食べとくわ。」
「はぁーい。すぐ買ってくるから!」
私は走って買いに行った
「お待たせー。」
「ぉー。」
私はコンビニを出たら翔がまだ肉まんを食べていた。
…あれ!?
「翔…あんたの隣にいる男の子だれ?」
翔はキョロキョロして
「はぁ?どこにだよ?いねぇーよ?」
え、でも…いるよね?
「えっ…どこにって翔の隣だよ。もしかして見えない?」
「お前…まじでいってんの?」
「えっ…あっうん」
「ぅわー…こぇー!ほら、美妃かえんぞ!」
「ぅん…!」
私たちは走って家に帰りバイバイをして自分の家に帰った。
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