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がちゃ…
『ただいまぁ…』
『おかえりなさいっ!今日は早かったわね。』
『うんっ!ちょっとあって早く帰ってきたの…疲れたから部屋にもどるね!』
がちゃ…
パタン…
「はぁー…。もぉ今日は幽霊みちゃったし…最悪だよ」
『それって僕のこと?僕はゆーれいじゃないよ。』
「えっ…?」
この部屋は私しかいないはずなのに…。
「だれ!!
カーテンには人影が月明かりに照らされて怪しく揺れた。
私は勢いよくカーテンをあけた…。
『おかえり?人間お姉ちゃん。』
「あ!!君さっきの男の子」
『ふふっ。キミは僕を見て驚かないしホントに僕が見えるんだね。』
男の子はくすくす笑ってる。
「キミ…背中から羽根はえてる…」
「えへへ。だって僕天使だもん。キミが初めてだよ?人間で僕の姿をみたの。だから記念にいいこと教えてあげる。」
そぉいって男の子は背中の羽根を広げた。
『君の大切な幼なじみの翔…もうすぐ死んじゃうから…。僕はね翔君を連れていくためにきた天使なんだ。』
なにいってるの…?
ガバッ!!
「えっ?あれ!?もしかして夢?」
夢でも最悪だわ…。
翔が死んじゃうなんて…
縁起でもないわ。
ガチャ…
「おはよ。美妃。」
「…!おはよ…待っててくれたんだ…」
私はあたりを見渡す。
あの男の子はいないよね?
「美妃?どうしたんだ?キョロキョロして…?」
『ん?なんでもないっ!』
ドンッ…
「いてっ!あっ…すみません。よそ見してて…」
私がぶつかった人は髪を巻いて綺麗な人だった。
それと同時に天使の女の子が隣にいたのだった…。
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