1章―お試しアプリ
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ピロロリ~ン♪ 「…!」 甲高い音に飛び起きる。 「あ…、朝…」 広く開いた入り口から朝陽が薄くさしていた。 いつの間にか眠っていたらしい。 見回すと、小屋は自分の想像を遥かに越えて汚かった。 ベンチも意味のわからない液体でベトベトだった。 ―ずっと見えないほうがマシだった。 溜め息して、眠い目をこすり携帯をとる。 ダウンロードは終了していた。
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