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「うん。昨日助けてもらったの。次の記事にぴったりだと思うんだ!」 日和がゆりこに説明しようとすると 「赤坂日和」 背後から日和を呼ぶ声がした 教室がざわつく そして1人が呟いた 「赤豹…!?」 赤豹と呼ばれた少年 その名の通り髪は燃えるような赤髪だった 赤豹は生徒が騒いでいるのには目もくれず、日和のもとへずかずかと近づいていく そして日和の前でぴたっと止まった 長身の赤豹を小さめの日和は見上げる 「あ、、きの…」 日和が喋ろうとした瞬間、赤豹が手で日和の口を塞いだ 「話がある。ちょっとこい」 赤豹は有無を言わさずに、日和を教室から連れ出した まさに一瞬の出来事。 ゆりこもクラスメートもただ唖然とするしかなかった
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