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ブチッ
少年に近づいていた男はとうとうキレたようだ
「お前、馬鹿にするのも程々にしろよ??2対1だぞ。立場わかってんだろうなぁ」
少年は笑顔を絶やさない
そして手を持ち上げパチンと指を鳴らした
「こっちも2人だ。ばーか」
ドサッ
男の後ろで何かが倒れる音がした
「!?
小嶋ぁ!!」
男はかたわれが倒れているのをみて驚く
少女の近くにいたもうひとりの男が倒れていた
その代わりに眼鏡男子とは違う真っ赤な髪の少年が少女の隣にいた
「てめぇいつの間に…!」
後ろに道なんてなかったはずだ
少女と少年の後ろには高い塀がある
一体どこから…?
「うるさい」
眼鏡の少年が男を踏み倒し男の思考を妨害した
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