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男二人は気を失い、その場に倒れたままだった
「お嬢さん大丈夫??」
赤髪の少年が優しい笑顔で少女に尋ねる
「あ、はい、ありがとうございます。
えぇ…っと…」
「俺らは帰るけど、1人で帰れる??」
少女に目の高さを合わせ、頭に手を乗せ問いかける
「は、はい!だいじょぶです//
…じゃなくて、
盟梁館高校2-5の城田貴裕[シロタ タカヒロ]さんと3-3の真宮千尋[マミヤ チヒロ]さんですよね??」
その場が固まる
「なんでその…名前…」
「え、同じ学校の制服だったし…」
黙る2人
アイコンタクトをして一度頷くと2人同時に脱兎の勢いでその場から去っていった
「ぇ!?あ、ちょっと待ってください!!わたしのヒーロー!!!」
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