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そんなことを思う永見と鹿波は教室の戸をあけた。
おはよう!
飛び交う声に鹿波は笑顔で返すが永見は軽く会釈するくらいだった。
それをみた鹿波はまるで子供をしかるような口調で永見に声をかけた。
「こら、みんな挨拶してくれてるんだから、ちゃんと挨拶しないと駄目だろ!」
永見は考えた。
いつからこいつはこんなにめんどくさくなったのだろうか。
「はぁー…」
永見はとにかくめんどくさいのが嫌いだった。
最近ではたまにめんどくさいと思うこともめんどくさい時がある。
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