生と死
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永見は手を顔の前で振りながらどう見ても平謝りで謝った。 「あー…悪い悪い。 おれが悪かった。」 鹿波は目を細めながら おれの方をじっと見た。 「つぎからはきをつけろよ!」 にっこりと笑顔でいった。 永見は心の奥そこから 鹿波を不思議に思った。 …全く、ほんとに何考えてるか分からないやつだよ。 永見は自分の席にすわりカバンの中から筆箱をだして授業の用意をした。
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