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海を進む船が1隻
その甲板に1人の男がいた。
蓮「ふぁ~あ。
船員の話だと、そろそろ着くはずなんだがな。」
その男=蓮は陽気な天気に欠伸をしつつ、海を眺めていた。
スカイガルドを出港して、1週間
船はシーガルドにつこうとしていた。
船員「見えたぞーーーー!!
ポートグラフだ!!」
マストの見張り台にいた船員は、港が見えたことを大声で、下に伝えた。
蓮「どこだ?
うーん、………おっ!?あれか!」
蓮は船員の声を聞くと、船首から身を乗り出し、目を細めて見ると、
うっすらと、水平線に町が見えたのだった。
蓮「1週間、世話になりったな。」
船員「いや、こちらこそありがとな。
レン、向うを出港するときはすまなかったな。」
1週間で仲良くなった、出港のときいざこざがあった。船員握手を交わした。
蓮「気にすんなよ。
どうせ、指輪に材料を入れてきてるから、乗せてもらった木材とできるしな。
それじゃあ、元気でな。また会おうぜ。」
蓮は握手を終えると、身体強化した左手で、木材を抱えると、右手で馬を引きながら、船を下りて行った。
蓮「うぅ~ん。………
さっまずは、荷台を創らないとな。」
船を下りた蓮は、木材を地面におろすと一度伸びをしてから、指輪から残りの木材を出して、詠唱を行い荷台を創った。
蓮「よし、これでもとどうりっと。
セキトを1週間も船に乗せてごめんな。
また、よろしく頼むよ。」
荷台を創り終わった蓮は馬=セキトにねぎらうように話しかけながら、荷台につないだ。
ブルルルル
ヒヒーン!!
セキトは気にしていないというように、首を横に振ると、元気よく鳴いて蓮に答えた。
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