第16話

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老人「なんじゃおぬしは? こんなところで、のころんじょったら、風邪をひくぞ。」 ドアを開けた老人は、蓮を見下ろしながら、そう言った。 老人「おお、すまんかったな。」 立ち上がった蓮から説明を受けた老人は、謝った。 蓮「いや、こちらもドアによりかかっていたのが悪かったので、気にしないでください。 ………ところで、この村はなんで、こんなに家が小さいのですか?」 蓮は身長が160センチぐらいありそうな老人に気になっていたことを聞いた。 老人「おぬしは旅人じゃから、知らぬかもしれんがの、ここはスノーント村というのじゃが、スノーント村は、1年のほとんどが冬なのじゃ。 だからの、雪はのけてものけても降ってくるのでの、雪が溜まらないにこんな風な急な屋根にしておるのじゃよ。 中に入って見るかの、中は思ったよりあったかいぞ。」 老人はスノーント村の家について説明すると、蓮を自宅に招いた。 蓮「うわぁ、暖かい!」 入口からすぐの階段を降りた蓮は、部屋の暖かさに驚いた。 老人「どうじゃ、暖かかろう。 ………まぁ、暗いのがなんてんなんじゃがの。 さっ座ったらどうじゃ?」 老人は机に熱いお茶を出すと、自分もお茶を持って対面人座り、蓮に言った。 蓮「はい。ありがとうございます。」 蓮はお礼を言うと、椅子に座って、お茶を飲んだ。 老人「………っと、挨拶が遅れたのぉ。 わしは、このスノーント村の村長で、タミルという。 おぬしは、この大陸シーガイアのものじゃなかろう?」 タミルは自己紹介をすると、蓮に問いかけた。 蓮「はい。 俺は、久柳 蓮と言います。 確かに、俺は隣のスカイガルドから来ましたが、何故わかったのですか?」 タミルに続いて自己紹介をした蓮は、タミルが何故シーガルドの出身でないのがわかったのか、聞いてみた。
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