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老人「なんじゃおぬしは?
こんなところで、のころんじょったら、風邪をひくぞ。」
ドアを開けた老人は、蓮を見下ろしながら、そう言った。
老人「おお、すまんかったな。」
立ち上がった蓮から説明を受けた老人は、謝った。
蓮「いや、こちらもドアによりかかっていたのが悪かったので、気にしないでください。
………ところで、この村はなんで、こんなに家が小さいのですか?」
蓮は身長が160センチぐらいありそうな老人に気になっていたことを聞いた。
老人「おぬしは旅人じゃから、知らぬかもしれんがの、ここはスノーント村というのじゃが、スノーント村は、1年のほとんどが冬なのじゃ。
だからの、雪はのけてものけても降ってくるのでの、雪が溜まらないにこんな風な急な屋根にしておるのじゃよ。
中に入って見るかの、中は思ったよりあったかいぞ。」
老人はスノーント村の家について説明すると、蓮を自宅に招いた。
蓮「うわぁ、暖かい!」
入口からすぐの階段を降りた蓮は、部屋の暖かさに驚いた。
老人「どうじゃ、暖かかろう。
………まぁ、暗いのがなんてんなんじゃがの。
さっ座ったらどうじゃ?」
老人は机に熱いお茶を出すと、自分もお茶を持って対面人座り、蓮に言った。
蓮「はい。ありがとうございます。」
蓮はお礼を言うと、椅子に座って、お茶を飲んだ。
老人「………っと、挨拶が遅れたのぉ。
わしは、このスノーント村の村長で、タミルという。
おぬしは、この大陸シーガイアのものじゃなかろう?」
タミルは自己紹介をすると、蓮に問いかけた。
蓮「はい。
俺は、久柳 蓮と言います。
確かに、俺は隣のスカイガルドから来ましたが、何故わかったのですか?」
タミルに続いて自己紹介をした蓮は、タミルが何故シーガルドの出身でないのがわかったのか、聞いてみた。
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