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「…あの…藤城さん。…さっきの事は気にしないで下さいね/////」
(本当は自分が1番気にしてたんだけど…ι謝りに来てくれたし…マスターに言われたみたいに、藤城さんにダメもとで告白してみようかな?/////)
「…め……ん……ちゃん……あやめちゃんっ!!」
「Σはいっ!!」
考え事をしていた私を、マスターが呆れた顔で見つめていた。
「トレー持ってぼーっとしてないで…ランチ出来たよι」
私は慌てて日替わりランチを藤城さんに運んだ。
次々にお客様が入り、注文を聞き、出来上がった物を運び、会計をしてから、皿を片付けていたら、藤城さんが席を立った。
「ごちそうさまでした。…あの…後でまた来ても良いですか?」
私は真っ赤になりながら、小さく頷き彼を見送った。
夜7時になり、店を閉める前に藤城さんはやって来た。
「こんばんは。今日は早上がりだったんで、よかったら…ご飯食べに行きませんか?」
マスターはその一言に、ニヤニヤしながら首を横に振った。
「俺はパス。あやめちゃんと行ってきなよ♪…若い二人の邪魔したくないし~♪…俺がいないとデートだろ?」
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