終わりのプロローグ

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ガシャァァン! 王のみが口を開く事の許される玉座の間は、その優雅な雰囲気にはそぐわない無粋な剣戟音につつまれていた。 玉座の上に主は無く、 玉座の主ーーーー 魔王、ベリアル=メフィストフェレス=ディアボロスは、 予期せぬ謁見者ーーーー 勇者エレイシア=ウル=マキナと剣を交え、 一度、また一度と雷鳴にも似た剣戟音を奏でる。
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