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J side
ーー…中丸が事故に遭った、次の日
未だ目覚めない中丸を心配して、上田はずっと中丸に付き添っていた。
「たっちゃん、大丈夫?寝てないんでしょ?」
亀と病室に入ると、青い顔をした上田が迎えてくれて、心配だったのか亀が上田をギュッと抱き締めた。
「…俺は、大丈夫…。雄一が…」
ーー…なぁ、上田?
お前は、中丸の事が好きなんだろ…?
だからこんなにも心配してるんだろ…?
ーー…分かるよ、俺も亀が好きだから…
決してーー…伝えることはーー…出来ないだろうけどーー…。
「ありがと、亀ちゃん。赤西…」
ーー…ふわっと笑う顔も、どこか生気がないーー…。
中丸、早く目覚めてくれーー…
ーー…その時
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