Eternal Love

16/42
前へ
/42ページ
次へ
「中丸っ!?」 「雄一っ!!ゆーいちぃ…」 ーー…ゆっくりと開かれた目は、天井から 視線をゆっくりと、右側に移したーー… そう、俺達がいる方へーー… 「…ッ…看護師さんに知らせなきゃっ!!」 「Σあっ!!!亀、頼む!!」 慌てて病室を出た亀を見送り、上田に視線を移せば、ポロポロと泣きながら立ち尽くしてるーー… 「ーー…上田、良かったな…」 「ー…う…ん…赤西ぃ…」 どんどん涙を流す上田ーー… 「ー…早く手を握ってやれよ。ズラが寂しがるぞ」 「…ッ…うっさい…」 憎まれ口を叩いても、顔は満面の笑みでーー… 早く、そんな上田を見せたくて、中丸に声をかけた。 「お~い、目覚めたかぁ?ズラ~」 「……」 ーー…あれ? “ズラじゃねぇ!!”って返って来ねー…。 まぁ、目覚めたばっかだしーー… ーー…そう思った時、中丸が口を開いたーー…  
/42ページ

最初のコメントを投稿しよう!

184人が本棚に入れています
本棚に追加