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そして、病室に飛び込んできた人ーー…
雄一に抱き付いて泣いてたーー…。
“この人は誰?”と聞けない俺の代わりに、赤西が聞いてくれてーー…
でも、その答えは…
“ーー…私?私は…雄一の恋人です”
ーー…雄一の恋人は…俺じゃないの…?
俺だけが、そう思ってたのーー…?
違うよね?
雄一の恋人は、俺だよね…?
ーー…一旦、病院から帰って、1人の部屋で答えの出ない思いを巡らせる…。
ーー…雄一との思い出が沢山ある部屋で、独りーー…。
ただひとつだけはっきりしているのは…
ーー…俺なんかを助けたせいで、ということーー…。
ーー…俺が、受けるべき傷だったんだーー…
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