183人が本棚に入れています
本棚に追加
「失礼しまーす♪これ次の…ええっ!?どうしたんですかコレ!?」
頭に響くような甲高い声をさせて、入ってきたのはーー…
「ーー…何だよ、入ってくんなよ」
「仕事なんですー!っていうかメンバーの恋人でもある私にそんな冷たい態度…雄一に言いますよ?」
ーー…そう、例の“智子さん”はスタイリストの助手だから、嫌でも関わらなければならない。
「ー…それにしても」
聖と話してた体をクルッと反転させ、俺の方を見ると…
「こぉーんな事されるなんて、相当恨まれてるんじゃないですか?ジャニーズだからって、遊んでたらダメですよ?女は怖いんだから(笑)」
そう言って、楽屋を出て行ったーー…。
「ー…何だよあれ」
かなり腹が立っているのだろう、普段の亀からは想像出来ないような低い声が響き渡った。
「ーー…俺、あの女嫌い…」
「上ぴぃ、僕達全員そうだよ。あんな子が中丸君の彼女なんて…信じられない」
ーー…田口の言葉に全員が頷いたのが分かったーー…
最初のコメントを投稿しよう!