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K side
「中丸、今何してるかなぁ」
「ん~、寝てるんじゃね?」
「…赤西じゃあるまいし(笑)」
何だかんだ言いながら赤西と2人で中丸の病室へ向かうと、ドアの前で佇んでる女の子が目に入った。
「ん?あれ中丸の妹じゃね?」
「あ、本当。どうしたんだろ…」
不思議に思い近付けば、向こうも俺達に気付いたらしく小走りに俺達の元にやって来た。
「赤西さん、亀梨さん、ありがとうございます」
「いやいや、俺達が来たくて来てるんだから。それよりどうしたの?」
赤西の問いに、やや小声になりながら中丸の妹が答えた。
「はい…今、お兄ちゃんの彼女さんが来てるんですけど…何か…」
「はぁ?あの女、また来てるのかよ(怒)どうした?何か言われたか?」
「…言われてはないんですけど…何かおかしいなって思って…」
「おかしい?」
「はい…」
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