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「ーー…る……なかまる……ゆーいちっ!!」
「Σふぇっ!!?」
「もう!!さっきから何回も呼んでるのに!!」
「あ、ごめんたっちゃん…」
いけないいけない、考え込みすぎてたι
今日は、たっちゃんの服を買いに来てるんだった。
「ゆーいち、お腹空いたぁ」
「ん?どっかで飯食う?」
「ん~、ゆーいちのオムライスが食べたい♪」
「ふふっ。じゃあ帰ろうか?」
「うん!」
ーー…そう言って、エスカレーターで降りようとした俺の視界の隅に映った、“彼女”ーー…
ーー…ッ…まさか、こうやって俺達を付けていたのか?
そう考えていた時ーー…
ーーーー…ドンッ!!!
人混みに紛れながら、“彼女”がたっちゃんの背中を押したーー…
「ーー…えっ…?」
「ーー…ッ…!!…竜也ッ!!」
ーー…必死に手を伸ばし、竜也を引き寄せた反動でーー…
ーー…俺の体は、階下へと落ちていったーー…
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