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小説の冒頭文がちょっと長かったな~とか思う今日この頃。
月が沈み朝の日差しが部屋の中を一瞬で明るい色に変える。
「...もう朝か」
朝が来た。また憂鬱な一週間がスタートする。
多分誰しも皆この日が来るのを待ち望んではいないだろう。
だって、また一日が始まるのだから...
「よし...今日はアイツが部屋に入ってくる前に起きれたぞ」
まだ重い身体を起こし、布団から出て着替えを始める。
いつもと何ら変わらない日常。
これが普通だ。
でも、俺にとっては今日は奇跡に近いのだ。
何故なら、いつもならアラームが鳴ったと同時に人の部屋に勝手に入って来てドロップキックをかますヤツより先に起きれたからだ。
本当...今日の俺は何かが違う気がするぜ。
シャキーン!
決めポーズを決めたと同時に部屋のドアが開いた。
「...」
「えーっと...これはだな」
「見なかった事にする」
バタン!
部屋中に響く程の大きな音をたてて、ドアが閉められた。
それと同時に、自分の中の何かが崩れる音がした。
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