家出

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家出

それから、数日後 父の兄弟に集まってもらい事情を説明した。 酒浸りであること、母に卵をぶつけた事、包丁を投げた事。全て話した。 『お母さんは私が面倒みます。 だから離婚させます』と… 親戚:『離婚なんてねぇ~』『暫く様子をみて…』と 結局…誰も助けてはくれなかった。 私はその頃19才。安定した仕事もしていなかった。 頭の中で『あんた達には頼らない。私が何とかする…』と意地で言っていた。 母も独りで生きていく力は無かった。
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