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・・・・・
…ざわざわ…
ガヤガヤ…
「…んーッ!終わったー」
「葵、もう終わったの?」
放課後。授業で出されてた課題を友達の美帆と一緒に取り組んでいた。
「ん?まぁ一応ね」
もう一度んーッ!と、私は椅子に座ったまま伸びをする。
美帆は先に終わって、なんか小説を読んでいるし。
荷物を整理して、課題を提出しに教室のある2階から職員室がある1階へ向かっていた。
「…でもさ、やっぱ葵って問題解くの早いよね」
「え?そう、かな?自分ではわかんないけど…」
「うん。あれを15分で解いちゃうなんてやっぱ葵、頭いいよー」
両手を組んでうんうんッと羨ましそうな顔で、私を見つめてくる。
「美帆。褒めてもなにもないよ…」
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