そもそもの始まり

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環太平洋連携協定(TPP)参加が浮上した背景には 何があったのか? そもそもの始まりは アメリカ・オバマ大統領の2010年1月の一般教書演説に由来する。 演説の中で国家輸出イニシアチブ発表。5年間に輸出倍増、雇用200万人の増加を約束した。 ねらいは支持率回復と アジア太平洋地域における多国籍企業の経済的実演を確保するためと言われる。 3月にはアメリカ、オーストラリア、ペルー、ベトナム、マレーシアを含めたTPP参加交渉会議が開催された。 菅首相は10月のAPEC首脳会議を前に 突如 TPP参加意向表明。 財界・日本経団連の要求をのみ、政権基盤を固めようとするものだが、民主党政権内でも反発がおきた。 とりわけ、農水省の「TPP参加によって日本の食料自給率は13%に低下する」 との試算発表は衝撃的だった。 民主党のマニフェスト「食料自給率50%に」には全く逆行する形となる。
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