心の声

2/4
前へ
/4ページ
次へ
俺は今、友達の聡を秋葉原の喫茶店で待ち続けているがもう20分くらい 待っているのに、メールの返事も来ない。 たばこを吸ってまっていると・・・ ブーブー、ブーブー、とおれのバックの中の携帯が震えた。 メールのあて先に聡と表示されていて内容を見ると、 「ごめん!いま秋葉原着いた!あとちょっとで、そっちつくからまってて(゜д゜;)」 内容を確認して携帯をバックに入れてちょっと待っていると、 お店のドアに飾ってあるベルがチャリン、と鳴った。 ドアの方を見ると、予感は的中して聡だった。 聡が俺に気づき走って近づいてきた。 「遅れてわりー!なんかおごるから許してー」 「別に暇だったからいいけど、じゃ飲み物おごって!」 「んーお金ないけど、しょうがないか。すいませーん!店員さーん」 「はーい。お待たせいたしました!ご注文は?」 「俺アイスコーヒーで、智は何にすんのさ!おごりだからって、高いの頼まないでね!」 「俺もアイスコーヒーで。」 「ねー、あおいちゃんはバイト今日いつ終わるの?」 あおいは、ここでバイトしている俺の彼女。 彼女は、大学でもルックスも良いし性格も良いと完璧なイメージを持たれている。 俺とあおいの出会いは聡と一緒に大学でナンパしたときの子。 今は交際して3年6ヶ月経つほどの大学でも有名なカップルのひとつになるまでに気がついたらなっていた。 「んー?今日ね21時にあがらせてもらうの!」 「うそー!じゃ二人で一緒に遊ばない?」 「だからー、すぐ人の彼女口説こうとするんじゃねーよ!ばかかお前!」 「そーだよ?わたしは智くんだけのものなんだからだーめ!」 いつもおなじみの聡のあおいに対してのこの絡みで笑いが毎回起こる。 聡とは、暇があればずっと一緒にいるほど仲が良く、何かを相談をしたときには、まじめに考えて一緒に答えを出してくれる、いわば大親友ってやつだ。 「じゃ、アイスコーヒー2つ持ってくるね!」 「はーい」 「ねーねー、智ー、お前らの記念日っていつだっけ?」
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加