心の声

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「おまたせいたしました」 店員さんがホットココアを2つ持ってきた。 「じゃ今日はもう夜遅いし、ご飯は次にデートするときでいい?」 「大丈夫だよ、絶対つれていってね!」 記念日というイベントを先送りしてしまってあおいは怒ってしまうとおもったが、そんな顔色を見せず、とても楽しみにしているように見えた。 さすがにこのまま帰るのは、嫌だったので映画見て帰ろうと思った。 「ねー映画見てから帰らない?」 「見たーい!」 「何か見たいのある?」 「んーとねー騒ぐ大捜査線がいいなーいい?」 「よし!それ見に行こう」 見る映画決まったし、ひとだんらくしてから、行くことにした。 あおいはかなり騒ぐ大捜査線が好きみたいで、このシリーズを全部みてるらしい。 けど、時間がないと思ってすぐに外にでた。 そしてふと、上を見ると冬のせいか星がとてもよく見えて 星に俺とあおいが歓迎された気分になった。 お会計が終わったらしく、あおいがお店からでてきた。 「ねーあおいー星がきれいに見えるから、上見てみな!」 あおいは寒そうにしながら、うえを向いた。 「ほんとだー!星がきれいだねー東京でもこんなに星が見れるなんて 東京も捨てたもんじゃないねー」 「でしょ?俺もびっくりしちゃったよ、どこの映画館いく?池袋は?」 「池袋でいいよ、でも今もう22時だけど最後の上映に間に合うかなー?」 「え!まじ?もうそんな時間かー、じゃ間に合わないなー。じゃ別のとこにいこう!どこ行きたい?」 「記念日だからって、無理してどっか連れて行ってくれなくてもいいよ?今日はもう夜遅いし。」 「そっか、ごめんなせっかくの記念日になにもしてあげられなくて。」 「全然気にしなくていいからね?わたしそういうイベントとくに重要視してないから、 それに寒いから早く家に帰ってお風呂入って体温めたいし」 「んーわかった!じゃまた後で連絡するね、風邪引かないようにね!ばいばーい」 あおいは声を出さずに首を縦にふって、手をふって帰っていった。
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